家族ストーリー 私たちにとって
探究学舎とは?

東京都 あやなさん(小5)、ゆいかさん(小3)

ハマっているテーマ

あやなさん/小5

  • イノベーション
  • 偉人

ゆいかさん/小3

  • 戦国武将
  • 明治維新
  • 元素

自分を好きに
なれる場所

色んなテーマの中で「こういうことにワクワクするんだな」と知らなかった自分の一面に気づけるのが嬉しい。たとえば食編ではフードロスが一番心に残って、自分で調べたり考えたりすることで、自分の生きる意味みたいなものを感じた。自分の考えを先生や友達に伝えて、一緒に考えたり楽しんでくれるのを見ると、「私は私でいいんだ」と思えて、自分をもっと好きになれるんだ。

あやなさん

宝島

探究学舎の授業は宝の地図みたいで、今はたくさん地図を集めているところ。たとえば元素編では「元素カルタで周期表を作ったりできるよ」「ビスマス実験は難しいけど、やってみたら本物のビスマス結晶が作れるよ!」とか教えてもらえるの。自分で作ったビスマスの結晶は、本当に私の宝物!元素編を受けなかったら、ビスマスなんて知らなかったもんね。

ゆいかさん

はじめて授業を受けた時の感想や
お子さんの様子を教えてください

お母さん:2020年3月の休校期間中に探究学舎のオンライン授業と出会いました。その時はまだ子どもたちにパソコンを触らせていなかったので、私が帰宅後に一緒に見ることになり、お布団の中で、3人でスマホの小さい画面で見ました。授業を見られると思ったら、「お父さん、お母さんが子どもの将来に期待することって何ですか?」という質問ではじまって・・その時のテーマだったスティーブ・ジョブスのストーリーとともに「好きなことを仕事にして、人類を前進させていくって素晴らしいよね」というメッセージが私自身にすごく刺さって、見終わって泣いてしまうくらいでした。子どもたちも「こんなの見たことないよ!明日も絶対見たい!」と言ったので、YouTubeの見方を教えて、私は帰宅後に動画を見て、親子で会話をして、というのを休校期間中に続けました。衝撃的で、素敵な出会いでした。

探究学舎に参加してから、
どんな変化がありましたか?

あやな(姉:小5)は別人になりました。年齢的なものもあると思うのですが、探究学舎を始めて、「自分のことは自分でやりたい」と思ったみたいです。まず、身の回りの整頓が苦手だったんですけど、それが休校期間の間にすごく綺麗になった。それだけですごいなって思っていたんですけど今ではやりたいことの幅が広がって、夜寝る前に「明日の朝ごはん何作ろっかな?」と考え始めて、翌日早起きをして朝ごはん作って、食べて、自分で予習ノートみたいなの作って、予習して、1日を楽しく過ごすために自分を盛り上げてから学校に行きます。料理を作るようになったのは食編の影響が大きかったですね。いままでただ食べていた料理が、味ってこんな種類があるんだとか、これとこれを組み合わせるとこんなに旨味の効果が出るんだとか、そう言うのを知ったことで、食べるのが好きだったところから、作るのが好きになりました。

1、2年生の頃を知っている先生とかはあまりの変貌にびっくりすると思います。「おとなしくていい子」というような印象だったと思いますが、いまはバンバン発言します。発言したいがために予習ノートをつくって、それを家族にシェアするんです。それを学校に持っていって発表する。学校の楽しみ方をわかっているみたいです。

最近はBTSが好きで、そのために韓国語を勉強したいと言って、お年玉で韓国語の本を買って独学をしています。「韓国語のスクールを探してあげるよ」と言ったんですけど、「いいの、自分でやるから」と言うので驚きました。探究していけば自分でなんでも学べるというということを分かっているみたいです。今はハングル文字で書かれた街の看板を読んでくれたりしています。
自分でスケジュール帳を作っていて、何時から何時まではこれをやると決めて、自分の生活を自分でつくっていて、私は「もう生きていけるよ!」って思ってます。ちなみにスケジュールには「何もしない時間」というのもあります(笑)

 ゆいか(小3)は、身の回りのあらゆるものが興味対象になったというのが変化です。道を歩いていて今まではそこにただある花だったのが、 「この花ってなんだったっけ?」と自分の知らない花をGoogleレンズで調べたりしています。
あとは、ニュースを見るようになりました。ニュースを見て自分が気になった国のこととか、日本の中での事件とか、こんな制度ができるんだよっていうのを拾ってきて報告してくれるようになりました。

戦国武将にはまりにはまってしまって、七夕の短冊に「戦国武将になりれますように」と書くくらいで(笑)、大河ドラマの話をよくしています。新しい漢字を習ってくると、「織田信長」の「長」を習ってきたよ!」など、全部戦国武将に当てはめています。
私はそれほど戦国武将のことは知らなかったんですが、「今度はお城に行こう」と出かけてみたり、一緒に本を読んだり、一緒にはまって楽しんでいます。

「1日を無駄に過ごしたらもったいない!」みたいな姉の姿を見て、「そんな感じ、いいな」と思っているようで、ゆいかも最近お年玉でスケジュール帳を買って、お姉ちゃんにスケジュール帳の作り方を教えてもらっています。性格的にそれが合うのかどうかはわかりませんが、これからまた変わるのかな?なんて思ったりもしています。

私自身は、ずっともやもやしていたものが解消されました。
小学校に入って宿題に追われることにもやもやしていました。時短がなくなって夜7時くらいに帰るようになって、勉強も見てあげられないし、宿題やったの?やってない!わーってなったりして宿題に追われる毎日に、なんかなーってもやもやしていました。

算数があまり得意でなくて、やっぱり公文とか通わせないといけないのかな?苦手なところを穴埋めしないといけないかな?と不安になったり。
でも、目の前で好きなことを自分から取りに行く子どもたちの勢いを見て、間違ってなかったなと思いました。

環境を与えてあげれば、自然と苦手なものも好きになれるんじゃないかなとちょっと大らかな気持ちになれました。

印象深い思い出を教えてください

「海洋生物編」の授業で、チリモンハントというチャレンジ課題をやりました。チリモンを取り寄せてみんなでわーってチリモンを探したんです。すごくおもしろくて、一袋を山分けしてやったんですけど、タツノオトシゴが見つからず、もう一袋取り寄せて、そこにはちゃんとタツノオトシゴがありました(笑)わが家はそれを黒い紙に貼って、標本にしたんです。

その後他の子どもたちのクエストを見る機会があって見せてもらったのですが、大きい標本みたいにしてる子もいれば、レジンのアクセサリーにしたてる子もいたりして、「そっか!アウトプットに正解はないんだ」「それもいいよね。どれも正解なんだよね!」と感動しました。どれもクリエイティブで見てて楽しいし、やってみて楽しいし、お互いが刺激しあっている。そんなアウトプットの多様性や学び合いが印象的で、自分の求めていたものと合致した感じがしました。