コラボ探究 探究学舎 ×
プラネタリウム
「探究スペシャル
星空編」

日時
2019年2月10日(土)17時15分~19時45分
主催
探究学舎
協力
宇宙教育ナビゲーターSpacePLAN-K、
府中市郷土の森博物館
参加者
探究好きの親子
参加人数
200名
場所
府中市郷土の森博物館 プラネタリウム

第1部宇宙の奥行きを
プラネタリウムで
魅せる星空編とは?

「宇宙」や「星」が大好き!という子どもが多い探究学舎。探究スペシャルでも毎回「宇宙編」 は大人気です。

そこで「ホンモノに触れる」を大切にする探究学舎が、教室を飛び出して向かったのがプラネタリウム。

2次元の紙面では伝えにくい、星空の広がりや天体の位置関係、不思議な動きをする「惑星の軌跡」、星の大きさ、途方もない宇宙の距離感などなど。プラネタリウムの3次元を使った「星空編」を開講しました!

まずは、北極星の見つけ方などの「冬の星空ウオッチング」。そして4択クイズでインプットした知識を即確認。

その後は、夜空が私たちに語りかける壮大な宇宙の一生のストーリーを、プラネタリウムの天球いっぱいに繰り広げました。

探究学舎の「元素編」や「物理編」、新作「古代文明編」などで知った内容も登場する展開に、探究好きの子どもも大人も、ぐんぐん引き込まれます。

第2部なぜ人類は星を見るのか、
星は人類に何を語るのか

前半は、府中市郷土の森博物館プラネタリウムの職員さんが府中の夜空を投影してくれました。

そのあとやっちゃんにバトンタッチし、惑星と恒星の違いや、惑星がなぜ”惑”星と呼ばれるのかなど、プラネタリウムの天球をフル活用して解説。さらに冬の星空の見方をレクチャーしました。

後半は、星の明るさと星の大きさ、そして星の色と温度について探究。

空に輝く星を見れば、その星の寿命がわかる。寿命を迎えた星は膨張し、爆発します。その後は、新たな星の材料となったり、重元素を生み出したり、ブラックホールになるものも。

遥か彼方で起きている壮大なストーリーを、迫力ある映像と小学生でもわかる言葉で解説していきます。

2時間では収まりきれない情報量で、子どもも大人も、星や宇宙の神秘をもっと知りたい!という探究心に火がついたはず。

第3部星の一生を見て、
私たちはどう生きる?

終盤に「一番大きな星はどれでしょうか?」というクイズを出しました。ちなみに、地球から一番明るく見える星は、おおいぬ座のシリウスです。

一見すると明るく輝く星が大きいのではと思いますよね。しかし実は、一番大きな星はオリオン座で赤く光るベテルギウスなのです。

それはなぜか。

太陽などの星の寿命は約100億年と言われていますが、星は寿命を迎える直前に大膨張し、爆発!その後、新たな星の材料となったり、ブラックホールになったりという道のりを歩みます。

ベテルギウスの寿命は約1000万年と考えられており、間もなくその一生を終えようとしています。その最期(超新星爆発)を迎える前の膨張した姿が、赤色超巨星という巨大な赤色の星なのです。

「星の一生」を見てみると、星がその寿命を全うするのには、途方もない年月がかかります。そんな星の一生と比べると、ヒトの人生なんてほんの一瞬。

その一瞬の中でいかに自分の人生を生きるのか。一人ひとりが考えるきっかけとなったのではないでしょうか。

このような貴重なイベントを実施するにあたり、ご協力頂いた宇宙教育プロフェッショナルコンサルタントの「SpacePLAN-K」ならびに、府中市郷土の森博物館プラネタリウムに心より感謝申し上げます。